口腔内にいる細菌は“酸を出し歯を溶かす”という悪い面がフォーカスされがちですが、その一方で“その酸によって有害微生物を退治する”というありがたい面もあります。また酸が消化を助けたり、免疫応答を賦活化する働きもあるなど、細菌は人間にとって不可欠な存在。我々は細菌と“共に生きている”のです。
当院の予防的ケアは、細菌を“殺す”のではなく“良いバランスを保つ”事を大切にしています。口内の細菌バランスを整える「整菌オーラルケア＆クリーニング」は、殺菌剤を使用せずに院長が開発した整菌歯ミガキジェルを使用した「PMTC※」と「エアフロー」でプラークの徹底除去を行い、口腔内フローラバランスの乱れを整えることで、有害な菌が棲みにくい環境を作りその増殖を抑えます。

※PMTC:歯科医院のみで行えるプロフェッショナルクリーニング

ただいま準備中です。しばらくお待ち下さい。

治療によって、明らかにRed Complex群やその他の虫歯・歯周病に関連する菌の割合が少なくなり、全体のバランスが整ってきた(赤、黄色以外の割合が増えた）ことがわかる。

生まれつき、虫歯になりやすい方がいることはご存知でしたか？ 唾液中のカルシウム量の少ない方は、歯の石灰度が低く虫歯になりやすい傾向があります。歯の表面は、食事の度に「酸による脱灰」と「唾液中カルシウムによる再石灰化」を繰り返しています。当院ではこれを“歯のリモデリング”と呼んでいますが、唾液中のカルシウムが少ない方はこれが追いつかないため虫歯になります。当院では、人為的にリモデリングさせて歯の石灰化度を上げ、虫歯になりにくくする「CAPシステム」を考案いたしました。鶴見大学の見明康夫先生（口腔解剖学講座・客員教授）との共同研究により完成した、世界初の「エナメルアパタイトコーティングシステム」です。
エナメル質の96％は「ハイドロキシアパタイト」でできています。ハイドロキシアパタイトが入った歯磨き粉が“歯を再石灰化させる！”などと謳っていますが、歯の表面には「ペリクル」という有機性被膜と細菌や汚れがあるため、このような状態では効果的に歯の石灰化は起こりません。そこで当院では、歯の汚れをしっかり除去し、きれいなエナメルアパタイトが露出されたところにハイドロキシアパタイトの元を作用させ、フッ素でコーティングしてあげることで、今までにない強石灰化層を作ることに成功いたしました。

早いうちに必ずマスターして欲しい歯磨き方法。本来は小学校でしっかり教えて欲しいのですが、日本ではそれがかないません…。そこでぜひ受けていただきたいのが、当院の「歯磨き指導」。歯磨きは、お部屋のお掃除と一緒で「何を使ってどこを磨けば良いか？」を知ることが大事。持ち方でも動かし方でもない、全く新しい歯磨き指導です。自分に合った自分だけの歯磨き方法をマスターすれば、生涯ご自身の歯でお食事することができるのです。

以上を知れば、あなたの歯磨きは、知ったその日から上手くなります。歯磨きは“癖”なのです。自分の癖を生かした歯磨き方法をお教えします。